🔰優待クロスやってみた

はじめに

コロナ禍で株を初めて約4年、ずっとやりたいと思っては手数料周りがいくらかかるかわからずに先延ばしにしていたクロス取引をついにやってみました。

オリックスの優待が2024年で最後とのことだったのでオオサンショウウオが欲しくてクロス取引を勉強しました

クロス取引とは

クロス取引は現物で株を買い、同時タイミングで空売りを行うことで価格の変動を打ち消す取引です。

優待の権利確定日の翌日以降優待目当ての株主が株を売るので相対的に株価が下がることが多いのですが、そのリスクをなくす目的で行われるのが優待クロス取引です。

優待ただ取りと言われますが完全に0円にするのは難しく、空売りを行う際の貸株料がかかります

空売りを行う際は、制度信用と一般信用の2つがあります。

制度信用の場合は逆日歩と言ってクロス取引をしたいライバルの株主がたくさんいた場合、貸し出される株が枯渇してしまい優待以上の手数料を取られてしまうリスクがあるので僕は一般信用クロス取引を行いました。

一般信用の貸株手数料

貸株手数料の計算式は以下です

株数 x 株価 x 貸株料 / 365 * 日数

1000円の株を100株、SBI証券 or 楽天証券(貸株料 3.9%)で買った場合は1日あたり10.68493151円かかります。

1円以下を切り捨てなのか切り上げなのかはわかりませんが大体10〜11円かかる計算になります。

貸株日数について

3月末に優待の権利がある銘柄で権利付最終日と権利落日の2つが確定日の前にあるのはなんとなく聞いたことがあるかも知れませんが、これは購入日から2日後にその株が自分のものになるという風習が残っているからのようです🧐

おそらく高速売買が可能になった現在では即座に自分の物にすることも可能だと思うのですが、購入してすぐは証券会社が株を持っていて2日後に株主名簿に自分の名前が記載されるようです。

手数料を最短にしたいので、27日に購入し、28日に株を買い戻すことになると思うのですが、↑の2日後に株主名簿が買い変わるという性質があるため28日の2日後の30日に手放せると思いきや、土日はスキップされて手数料だけ発生するので手放せるのは4/1日月曜日になり最短でも4日間の貸株料を支払う必要があります。

3月優待銘柄で、1000円100株で優待クロスを行う場合4日間の貸株料がかかるので実質コストは約44円程度ということになります。

最短で購入できれば4日で済みますが、人気のある優待銘柄の場合一般信用売りの在庫が枯れてしまう場合もあるので優待利回りと貸株料を見比べた上でいつクロス取引を行うか考える必要がありそうです。

やってみた

初めてのクロス取引で空売りできる株が全てなくなってしまった…という状況は避けたかったので22日にクロス取引を行うことにしました!(21日でもよかった)22日にクロス取引をすると土日はスキップになり貸株料が発生しないので25日からの取得で貸株料は7日発生することになります。

QUOカードとカタログギフトの以下の銘柄をクロスしてみました。

だいたい150万円の購入で貸株料は約1147円で優待金額は約11852円で利益としては約10705円でした。利回りは0.67%くらい?

あとは権利落日に現引きする必要がありますが、ミスらなければ↑の利益が確定になります。

種銭はそこそこ必要になりますが、遊んでるお金ばあるのであればありかなと思いました、利回りはあまり高くないですが、一般信用であればリスクが限られているので魅了的な優待があれば取っていきたいなと思いました。