Custom URL Schemeでアプリを開く

はじめに

androidのintentの様にiosでもCustom URL Schemeで共有したURLを開くことでアプリ間の遷移が可能になります。

もともとShare Extensionでアプリの起動を行いたいと思い調べたCustom URL Schemeでしたが、Share Extensionからはアプリの起動はできませんでした。

せっかく調べたのでCustom URL Schemeについてまとめようと思います。

Custom URL Schemeの作成

info.plistにURL Schemesを追加します。

画像の赤枠で囲んである部分を新規に追加します。同じ様に設定してください。

info.plistをソースコードで見ると追加部分はこんな感じです。

	<key>CFBundleURLTypes</key>
	<array>
		<dict>
			<key>CFBundleURLName</key>
			<string></string>
			<key>CFBundleURLSchemes</key>
			<array>
				<string>sample</string>
			</array>
		</dict>
	</array>

URL Schemeにsampleと値を設定したので開くときはsample://で開きます。URL Schemeは複数指定可能です。

URLでの画面遷移

以下のコードでにURLを開くとAppDelegateのメソッドが呼ばれます。

        let urlscheme = "sample://"
        if let url = URL(string: urlscheme) {
            if UIApplication.shared.canOpenURL(url) {
                UIApplication.shared.open(url)
            }
        }

application(_ app: UIApplication, open url: URL, options: [UIApplication.OpenURLOptionsKey : Any] = [:]) -> Boolメソッドに処理が飛んできます。

その中でrootViewControllerを設定してあげれば遷移させることが可能です。

    func application(_ app: UIApplication, open url: URL, options: [UIApplication.OpenURLOptionsKey : Any] = [:]) -> Bool {
        print("呼ばれたよ")
        self.window?.rootViewController = HogeViewController()
        return true
    }

Share Extensionで遷移

初めに書きましたが本当にやりたかったのはShare Extensionでの画面遷移です。ファイルがPostされた時にdidSelectPost()の中でCustom URL Schemeを使い遷移しようとしましたがダメでした。

URLを開く３つの方法(ダメでした)

Custom URL Schemeを使用するにはURLをどうにかして開く必要があります。

UIApplication

上記でまとめた様にURLを開くのはUIApplicationを使って行うのが一般的です。しかしShare ExtensionではUIApplicationを使用することができません。

NSExtensionContext

SLComposeServiceViewControllerにはNSEctensionContextという型のextensionContextというURLを開くためのプロパティが用意されていますが、extensionContextでURL開くことができるのはToday Extensionの時だけの様です。